2011年8月26日金曜日

脳のメモ帳-ワーキングメモリ- を読んだ

ワーキングメモリ―脳のメモ帳

ワーキングメモリの働きを様々な実験結果から報告してくれる。
ワーキングメモリとは人間の脳における、PC上のメモリのような機能。脳みその作業場だ。

本書によると、ワーキングメモリは単なる記憶のコントロールだけではなく、感情や思考にまでも影響を与える、脳の大切な機能のようだ。

人間のワーキングメモリの数は7個前後。つまり7個以上の「モノ」をいっぺんに処理できない。数字であれば覚えられるのは7桁まで。文章であれば7単語までしか覚えられないということ。
記憶力の優れた人は複数の数字をセットにすることで7個のワーキングメモリを使うなどして、ワーキングメモリをフル活用している。
保持ブロック数に制限があるので、ブロックの容量を上げたり、とっととディスクに書きこむ(長期記憶に定着させる)ことで脳みその処理量をあげることができるという話だった。

人間のワーキングメモリの数は7個前後。というのは個人差があるということも示している。
読めば読むほどメモリ増設方法が気になってくる。。


ワーキングメモリ―脳のメモ帳
苧阪 満里子
新曜社
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